備前焼 ぐい呑み 行吉素心 1991年頃作 胡麻(B) 使うほど美しく変化

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商品情報

種類···食器類

種類···酒器

種類···ぐい呑み

焼き物···備前焼

30年以上前に備前市香登にある行吉学・素心の共同工房兼店舗にて購入しました。
義理の兄である行吉学さんは、大壺や大徳利などの大物で人気の芸術家タイプの方でした。一方、行吉素心さんは職人タイプの方で、日常使いの食器や酒器を得意とされていました。

【色】
行吉素心さんと行吉学さんの両作家の特徴である良く焼き締まった茶+薄紫の地肌に、銀がかった光の反射が加わり、良い雰囲気の作品となっています。また縁と底にはゴマ(注)がかかっています。

【サイズ】
大きすぎず、小さすぎず、また重さの具合もよく、手になじみます。
直径:5.9cm
高さ:4.9cm
高台径:3.6cm
素人採寸のため多少の誤差はご容赦ください。

【備前焼未経験の方へ】

備前焼の特徴
1)最大の特徴は、釉薬を一切使用しない製法にあります。そこから生まれる光沢のない表面は素朴な印象を生み出しています。
2)表面の色や模様は、土の性質や、窯への詰み方、窯内の灰や炭のかかり方によって変わってくる為、どれもが「オンリーワン」の作品になり、自分の気に入った作品を探すのも備前焼の楽しみの1つです。

食器としての備前焼
1)「保温性」釉薬を使用しないため備前焼の表面には、たくさんの微細な気孔があります。ここに空気が溜まり、この空気が保温材の役割を果たすと言われています。備前焼のぐい飲みは、熱燗、冷やどちらにも最適です。
2)「使えば使うほど色が変化」備前焼の表面には、ざらつきや小さな凹凸があります。これらは、日々使用していく中で摩耗によりなめらかになっていき、しっとりとした光沢をもつようになります。また、備前焼の土には鉄分が多く含まれており、水や空気に繰り返し触れることで色合いも変化していきます。(個体によって異なります)
3)使用する1時間ほど前から水に浸しておき、ふきんで軽く水分をふき取ってから使います。水に浸すことで備前焼の色の美しさがアップします。また、汚れ付着を防ぐことができます。(前述の通り、備前焼の表面には微細な気孔があるため、油分や汚れが溜まりやすい)

(注)「ゴマ」
窯の中で松割木の灰が熱で溶けて作品に付着したもので、胡麻をふりかけたように見えることから、そのように呼ばれています。

商品の情報

カテゴリー:ホビー・楽器・アート>>>美術品・アンティーク・コレクション>>>工芸品
商品の状態: 目立った傷や汚れなし

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